最近のインターネットに疲れたよってお話です。
2000年代、私とインターネットの思い出
インターネット老人会というミームが流行りましたが、私は2000年台、10代の青春の日々をインターネットと共に過ごしてきたものです。
私のネットデビューは、小学生低学年と、当時ではめずらしく早い段階でPCやインターネットで遊んでいた子どもでした。
今では子どもたちがスマホやSNSをやったりと当たり前の世の中になっていましたが、ネットに繋がったPCがあるおうちは少ない世代でした。
パソコンやネットでなにかしているとオタク認定されることがあって、周囲の子でインターネットを見ている子は少なかった記憶が。(当時はオタクはいじめの対象ですぞ)
歳の離れた姉の影響で、漫画やアニメが好きだったオタクの私はインターネットにどっぷり。
ネット上には、自分の周囲ではできない話題がわかる同じような趣味持った人たちが楽しそうに掲示板で交流したり、イラストを見せ合ったりしてるではないか!!
それからは、小学生で掲示板に書き込んだり、お絵かきしながらチャットする絵チャをしたり、ボイスチャットしたり、ホームページを作ったり、今考えたら痛痛すぎる恥ずかしいほどの黒歴史を量産したものです。
当時はサブカルとインターネットの親和性はとても高かった。
中でも幼き私を虜にしたのが、顔も本名も知らない「誰か」と繋がれるチャット。
今はなきyahoo!のボイスメッセンジャーを使ってボイスチャットをしました。
特に仲良くなったのは、大阪に住んでいるという同い年の女の子。どこまで本当かウソか今となっては怪しい話もいろいろありましたが、彼女とリアルで文通したりプリクラを交換したり学校以外の友達ができたのが相当嬉しかったことを今でも覚えています。
周りの世界が学校と家族だけしか知らない私にとって、この日本のどこかにいる自分とは違う環境で生活している「誰か」はキラキラして見えました。
その当時、学校以外の友達がいるのも、年上の人と友達になれたのも小学生にとってはちょっとした自慢だったんですよね。
という感じにインターネットは現実世界の自分と干渉しつつも、心地よい空間だったりしました。
情報過多にうんざり、でもインターネットを辞められない
インターネットは当たり前のものになったし、自分が歳を重ねたからかわかりませんが最近はたまにインターネットという世界に嫌気が指すときがあります。
まずSNS。主に旧twitterですね〜。
お金が儲かります系、エロ広告、インプレソンビ…
今や人の時間を奪うことはお金が動くから、まず目線を引くために極端なことを言ったり、過激な主張をするものが溢れている。これも疲れる。
昔からインターネットはカオスだったよ。っとも思いますが、大変刺激の強い無数の情報にあふれているし、みんな知らない誰かに怒りすぎていますね。
便利になりすぎて効率化できるかと思いきや、スマホ1台に現代人は時間を取られすぎているなぁ。と感じます。
自主的につながりを求めていった時代から、強制的につながらせられる時代になっちゃってとにかく疲れちゃいますね。
最近は個人的に、自分が生きている現実世界のほうを重視するようにしています。
あんなにつながりを求めてワクワクしていたのに、今は目に見える現実世界のほうが穏やかな気持ちでいられるし、現実体験の方がワクワクすることに最近はなんとなーく感じ始めました。
ツイッターを開けば大量にあふれる怒りの感情に出会いますが、少し現実世界を見回してみれば怒っている人なんてほぼいないですからね。
ツイッターで知らない誰かが知らない誰かを怒っている情報を眺めるより、家の窓からみえる景色を眺めたほうが心穏やかに生きれるものです。
今や興味のない情報でも、刺激的なものがアルゴリズムで、記事や広告で押し売りしてくる。
クリックしなければいいのでは?と思うのですが、スワイプすれば簡単に出てくる準備された情報を踏む日々。大変負けた気もする…。
今の情報過多の日々にうんざりしつつも、インターネットはやはり楽しいものです。
ネットを介して閲覧できるエンタメは人生をかけて消費できないほどあるし、良いコンテンツもたくさん存在している。
本当に好きな情報だけを追えるようにインターネットの使い方を工夫したいなぁとも思う今日この頃でした。
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