好きな作品を何度観てもいいと思うんだ

日々

コンテンツ過多の現代で、自分の「お気に入り」だったり、「好き」を見失いがちになっている。

資本主義社会なんだから、どんどん新しいモノを出していって消費されたほうが良いことは分かるんだが、それにしてもスピードが早すぎる。

「好きな映画は何?」って聞かれて作品名は答えられても、「どの辺が好きなの?好きなシーンは?」と聞かれると、うーん。と考え混んでしまう。

相手もその作品が好きで、「ここの登場人物のこういうシーンが良いよね!」なんて言われたらそもそもそういう人物いたっけ?みたいなこともある。

本当にそのときは「おもしろい」と思って心動かされた好きな作品なはずなのに、ろくに内容も覚えてないのはあまりにも悲しすぎる。

「いやー観たの10年前で最近観てないからな〜」なんて言い訳するのも恥ずかしい。人間の記憶は良くも悪くも忘れるようにできているし、繰り返し観ることで忘れにくくもできる。

だから好きなら好きで1年に1回でもいいから見直したらいいのだ。

1年に1回と言わず2〜3年に1回でも新たな発見があったりして楽しいものだ。とくに10代のときに好きな作品は、大人になって見返すと感情移入する対象が変わったりして楽しい。

「好きだったけど今観たらあんまり刺さらなかったな」と感じたらそれはそれでいいと思う。変わらないものもあれば変わるものもある。

そうやって自分の「好き」と向き合う時間は取ろうと思う。

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