お惣菜を買ったときにプラスチックでできたペラペラの葉っぱが添えられていた。
お弁当に入っているようなギザギザのバランではなく、しっかりレタスを型取り印刷されていたので妙に目を引いた。
偽物のレタスを見たとき、少し寂しさを覚えた。
この偽物のレタスは見栄えだけのために捨てられる運命で製造されたのかぁ。と。
ギフトのラッピングとかもいったら捨てられるだけの運命のモノであるに変わりないが、まだモノを包むという役割があるし、ラッピング材に本物、偽物はない。
お惣菜に添えられたプラスチック製の葉っぱは、本物のレタスが存在しているはずなのにわざわざ偽物を入れられるなんて、本物のレタスを使うよりもきっと安いんだろうな。ということを想像させる。
私たちの消費するものはいづれもどうせゴミにはなるんだが、コストカットのためにわざわざ偽物まで作るとは少し物悲しさを感じる。
本物は高いからプラスチック。人間もコストがかかるからアクリルスタンドに代えられてしまうかもしれないね。